家族婚と1.5次会の費用は?二部制のメリットや当日の流れ・注意点も解説
2024.05.30
「家族とはゆっくり過ごしたいけれど、友人とは楽しくはしゃぎたい」という方におすすめなのが、家族婚と1.5次会に分けた二部制の結婚式です。
全員が同じ場所に集まる披露宴とは異なり、分けて開催することでゲストの顔ぶれに合わせたおもてなしができることが特徴です。
しかし、お披露目の場を別々に開催することで、「費用が倍かかるのでは?」と予算が心配になりますよね。
そこで今回は、家族婚と1.5次会に分けたときの費用相場や、二部制にするメリットを紹介していきます。
結婚式当日の流れや二部制を選ぶときの注意点も解説しているので、二部制が気になるけれど迷っている方は参考にしてみてください。
【モトフォト代表・ヒロセモトヒロ】
カメラマン歴10年。
結婚式/家族婚/1.5次会/二次会を撮影し、他にもプロフィール写真やプロフィール写真や七五三など人生の大きなイベントの撮影は1,000組以上。
滋賀県出身。4歳の娘のパパ。182cmと高身長で野球部。犬派。管理栄養士免許も持っている。高校生の頃から趣味として打ち込んでいた写真撮影の魅力に惹かれ、プロカメラマンとして起業。
もっと詳しいプロフィールを見る↓ https://motofoto.info/#staff
家族婚と1.5次会に分けたときの費用は?
結婚式を家族婚と1.5次会の二部制にするときは、家族婚で挙式と会食を行い、1.5次会で友人たちとお披露目パーティのパターンが多いです。
ここでは、家族婚と1.5次会を別で行うときの、おおよその費用相場をまとめてみました。
【家族婚の費用相場(挙式+会食)】
10名以下 | 50万円~60万円 |
10名~20名 | 60万円~80万円 |
【1.5次会の費用相場】
40名~60名 | 100万円~150万円 |
60名~80名 | 150万円~200万円 |
家族婚での会食はゆったり過ごすために着席でのコース料理を、1.5次会では着席や立食でのビュッフェを選ぶ方が多いです。
また、同じ会場で同日に行うのか、異なる会場で同日もしくは別日で行うのかによっても費用は違ってきます。
会場費や新郎新婦の衣裳など、共通で使えるものの有無によっても総額が変わってくるからです。
家族婚の会食では、特に演出を入れずに食事だけにするパターンで、司会者を入れて披露宴のかたちにする場合はさらに費用がかかります。
家族婚と1.5次会の二部制にするメリットは?
家族婚と1.5次会を二部制にするメリットには、次の2つが挙げられます。
・家族との時間をしっかり取れる
・ゲストに合わせたおもてなしができる
二部制にするかどうかは、自分たちがゲストとどのように過ごしたいかを考えるといいでしょう。
家族との時間をしっかり取れる
家族とその他のゲストとの時間を分けることで、新郎新婦は結婚式で家族ともゆっくり過ごす時間を得られます。
披露宴では家族もゲストを迎える側になるため慌ただしく、席も新郎新婦がいるメインテーブルから一番離れた末席です。
披露宴では会社関係や友人がメインになりがちなので、新郎新婦は家族や親族とほとんど会話することなく披露宴が終わってしまうこともあります。
そのため、結婚式という特別な日に家族にも感謝の気持ちをしっかり伝えたいという方には、二部制が喜ばれることも多いです。
ゲストに合わせたおもてなしができる
ゲストに合わせたおもてなしができるのも、二部制の魅力です。
披露宴は家族や親族、仕事関係から友人まで、さまざまな年代や付き合いのある方が集まります。誰もが楽しめる披露宴にするためには、進行や演出の内容が限られることもあるでしょう。
しかし、家族婚と1.5次会の二部制にすれば、家族や親族とは食事中心に、友人とは演出を多めにと、ゲストに合わせて内容を変えることが可能です。
自分たちのやりたい演出や過ごしたい時間を気兼ねなく取り入れることができ、ふたりも列席者も遠慮することなく心から楽しむことができるでしょう。
【ケース別】結婚式を二部制で行うときの流れ
結婚式を二部制で行うときの流れには、主に次の3つのパターンがあります。
・挙式→会食→1.5次会
・会食→挙式→1.5次会
・挙式→会食、挙式→1.5次会
それぞれどのような流れで進んでいくか、解説していきます。
挙式→会食→1.5次会
一番多いパターンが、挙式→会食→1.5次会の流れです。
新郎新婦は家族に見守られて挙式を行い、そのまま会食へと進みます。
家族との会食では、司会者を立てずに食事中心にするパターンもあれば、ケーキカットやお色直しも入れて披露宴のようにする場合もあります。
食事中心であれば、挙式と合わせて2時間30分から3時間、披露宴にするなら3時間30分くらいでしょう。挙式の前の新郎新婦の支度は、2時間程度が目安です。
会食が終わったら家族は帰宅し、新郎新婦は休憩やお色直し等をはさんで1.5次会会場へと移動します。
二部制では家族婚と1.5次会を同じ日に行うことが多く、同じ会場内で行うこともあれば別の会場へ移動することもあります。
1.5次会では司会者を立て、ケーキカットやテーブルラウンドをはじめ、演出をいろいろ取り入れて盛り上がるのが一般的です。
会食→挙式→1.5次会
友人にも挙式に参加してほしいという場合は、会食→挙式→1.5次会の流れもあります。
会食と1.5次会の間に挙式の時間を持ってくることで、二部制にしつつも挙式にどちらの列席者にも参加してもらえるのが一つ目のパターンとの違いです。
挙式前の会食で家族に花嫁姿を見せることになるので、挙式での入場で晴れ姿をお披露目したい方にはデメリットになります。
挙式→会食、挙式→1.5次会
家族婚と1.5次会を別日に行うときに、挙式を2回行うパターンもあります。
挙式から会食への流れを変えたくないけれど、友人にも挙式に参加してほしいという方におすすめです。
家族婚ではチャペルでのキリスト教式を行い、1.5次会ではガーデンでの人前式をするなど、挙式スタイルを変える方もいます。
1.5次会の中での宴中人前式であれば、挙式会場と1.5次会の会場を別に準備する必要がなく、パーティ中での演出のひとつにもなるのでおすすめです。
二部制を選ぶときの注意点
最後に、二部制の結婚式を選ぶときの注意点を3つ紹介していきます。
①会場の選び方
②準備スケジュール
③家族の了承を得ておく
どちらの列席者にも楽しんでもらえるように、注意点もしっかりチェックしておきましょう。
会場の選び方
家族婚と1.5次会の二部制にする場合は、会場の選び方がとても重要です。
同じ日にすべて行うときは、新郎新婦の拘束時間がとても長くなるため、なるべく効率よく進められるよう考えましょう。
挙式会場と会食用の個室、1.5次会用のパーティルームが全て揃っているホテルや専門式場は、新郎新婦が移動する必要がありません。
また、一人のプランナーにすべて担当してもらえることも多いため、打ち合わせや準備も効率的です。
同じ場所であれば衣裳を別々に用意する必要もなく、会場費などを抑えることもできれば費用面での新郎新婦の負担も減らせます。
別々の会場で行うのであれば、移動時間がどのくらい必要か、衣裳を変える場合は着替えの時間も考慮して会場選びをしましょう。
1.5次会をレストランやカフェなどで行う場合、新郎新婦のブライズルームがないケースもあります。
家族婚を行った会場で、次の支度までさせてもらえるのかも確認しておくと安心です。
準備スケジュール
家族婚と1.5次会を別々にするなら、準備もそれぞれに対して行う必要があります。
披露宴を計画するよりも打ち合わせや準備時間が増えることもあるので、スケジュールは余裕を持って押さえておきましょう。
同じ会場内で一人のプランナーが担当してくれるならそれほど負担は増えませんが、別々の場所でそれぞれの担当者と打ち合わせが必要になると、それだけ時間も多くかかります。
結婚式の半年前までには会場を決めて、速やかに準備を進めていくと焦らずに済むでしょう。
家族の了承を得ておく
家族婚と1.5次会の二部制にしたいことを家族にも相談し、事前に了承を得ておくことも大切です。
家族は披露宴をやるものだと思っているかもしれません。二部制だとしっかりおもてなしできないのではと、心配する家族もいるでしょう。
なぜ二部制を選んだのか、その理由やどのような内容にするのか、ふたりやゲストにとってのメリットなども伝えておけば安心です。
家族婚と1.5次会でふたりもゲストも満足できる結婚式にしよう!
家族婚と1.5次会の二部制は、家族ともゆっくり過ごしたい、ゲストに合ったおもてなしをしたいと考える方におすすめの結婚式のスタイルです。
お披露目を2回行えば、その分費用もかかるのではと不安になる方もいますが、工夫次第で予算を抑えることもできます。
新郎新婦の拘束時間や準備時間など負担はありますが、ふたりにとって大切な人たちに満足してもらえて楽しい時間を過ごせるように、結婚式を作り上げていきましょう。
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