披露宴と二次会の違いは?両方行うべき?ケースごとにも解説
2024.07.03
結婚式の披露宴と二次会は、どちらも新郎新婦の結婚を祝うパーティ。
招待された側からすると、「何が違うんだろう?」「両方でるべき?」と疑問に思う人もいるでしょう。
また、招待する新郎新婦も、披露宴と二次会をなんとなく両方やったというカップルもいれば、「披露宴だけ」「二次会だけ」というカップルも少なくありません。
そこで今回は、披露宴と二次会の違いや特徴について解説していきます。
披露宴と二次会を両方やるべきどうかも、ケースごとに紹介しているので、迷っている方はぜひ参考にしてくださいね!
【モトフォト代表・ヒロセモトヒロ】
カメラマン歴10年。
結婚式/家族婚/1.5次会/二次会を撮影し、他にもプロフィール写真やプロフィール写真や七五三など人生の大きなイベントの撮影は1,000組以上。
滋賀県出身。4歳の娘のパパ。182cmと高身長で野球部。犬派。管理栄養士免許も持っている。高校生の頃から趣味として打ち込んでいた写真撮影の魅力に惹かれ、プロカメラマンとして起業。
もっと詳しいプロフィールを見る↓ https://motofoto.info/#staff
披露宴と二次会とは?
披露宴と二次会は、それぞれどういったものなのでしょうか?
分かりやすくいうと、次のとおりです。
- 披露宴はフォーマルなパーティ
- 二次会はカジュアルなパーティ
- どちらもお披露目と感謝を伝える意味では同じ
もう少し分かりやすく解説してみましょう。
披露宴はフォーマルなパーティ
披露宴は、これまでふたりがお世話になってきた人や親しい人たちを招待して、結婚したことを報告する場。
新郎新婦とゲストは、コース料理などが用意され、食事をしながら交流を深めていきます。
披露宴のゲストには目上の人も多いため、かしこまった雰囲気が特徴です。
場所は、ホテルや結婚式場、ゲストハウスなど、結婚式を行う設備が整った専門の会場で行います。
招待人数の規模は30人くらいから150人以上まで幅広く、新郎新婦の交友関係によってさまざまです。
基本的な進行のパターンがあり、決められたプログラムに沿って進められます。
二次会はカジュアルなパーティ
二次会もふたりがお世話になった人や親しい人を招いて行いますが、友人中心のカジュアルなパーティが多いです。
場所は、カフェやレストラン、ダイニングバーなどが多いですが、結婚式を行ったホテルや専門式場、ゲストハウスでそのまま行うケースも。
ビュッフェや気軽に食べられる料理が多く、食事よりも交流を楽しむ雰囲気になりやすいです。
人数や規模は新郎新婦によってさまざまで、数人の親しい友人と気軽な飲み会形式で行う人もいれば、100人規模で招待しパーティ形式でやる人もいます。
どちらもお披露目と感謝を伝える意味では同じ
披露宴と二次会は、どちらも新郎新婦のお披露目と日頃の感謝を伝える場であることは同じです。
新郎新婦が誰と過ごしたいか、ゲストをどのようにもてなしたいかで、お披露目のスタイルが変わります。
また、披露宴と二次会では、服装などのマナーが異なります。
ゲストとして出席するときは、どちらに招待されているのかで服装や持ち物などに気を配らなくてはなりません。
披露宴と二次会の特徴や違い
披露宴と二次会のなんとなくの雰囲気はつかめましたか?
ここでは、披露宴と二次会の主な特徴や違いを、マナーも含めてさらに詳しく解説していきますね!
披露宴
披露宴の大きな特徴は、次の3つです。
- 親族や仕事関係が多い
- 服装はフォーマルで
- ご祝儀を用意
親族や仕事関係が多い
披露宴のゲストは、親族や仕事関係を中心に招待することが多いです。
お世話になっている方々に、結婚の報告をするという意味が大きいからでしょう。
ゲストの中でも、主賓にはスピーチや乾杯の発声をいただくなど、目上の方に配慮した進行も組み込まれています。
また、両親も新郎新婦とともにゲストをもてなす側であることも、披露宴の特徴です。
服装はフォーマルで
披露宴に出席するときの服装は、フォーマルがマナーです。
男性ゲストはブラックスーツかダークスーツ、女性ゲストはドレスかワンピース、もしくは振袖や訪問着などを着ます。
さらに、白の衣装は花嫁と被るのでNG、ファーやレザー素材はお祝いの場にふさわしくないなど、やってはいけないマナーも多いです。
さまざまな立場の人が集まる披露宴だからこそ、マナーを守ることで自分だけでなく新郎新婦の品位も保つ必要があるということでしょう。
ご祝儀を用意
披露宴に参席するときは、ゲストはご祝儀を持参します。
ご祝儀とは、新郎新婦の結婚のお祝いに贈るお金のこと。
新郎新婦との関係性によって相場があり、友人や同僚は3万円が一般的です。
ご祝儀の金額は立場によって決まるため、男女や式場によって異なることはありません。
ふたりへのお祝い金だけでなく、披露宴での飲食や引出物の料金も含まれています。
カラフルな水引や飾りがついたご祝儀袋にお金を包み、受付で渡します。
二次会
二次会の主な特徴は、次の3つです。
- 友人や同僚中心
- 服装は会場や雰囲気にもよる
- 会費制がほとんど
友人や同僚中心
二次会のゲストは、新郎新婦の友人や同僚が中心です。
披露宴では目上の人が多くかしこまった雰囲気でも、二次会では気心の知れた仲間とくつろいだ雰囲気で楽しむことができます。
進行に決まりもなく、披露宴と同じようにプログラムを決めて進めていく二次会もあれば、最初と最後の挨拶とゲームを一つ二つくらいで、あとは自由に楽しむ二次会も。
新郎新婦が、お互いの友人を紹介しあう場でもあります。
服装は会場や雰囲気にもよる
二次会の服装は、披露宴よりカジュアルな雰囲気になることが多いです。
ただし、披露宴と二次会両方出席するゲストが多い場合は、途中で着替えることが少ないので、フォーマル感が高い雰囲気になることも。
また、二次会を行う会場や雰囲気によっても異なります。
ホテルや結婚式場、高級レストランなどで行う場合は、フォーマル寄りの服装がおすすめです。
一方で、カジュアルなカフェやダイニングバーなどでは、男性はジャケットスタイル、女性はワンピースやツーピースなど、少しカジュアルダウンした服装になります。
会費制がほとんど
披露宴ではお祝い金も含むご祝儀というかたちで払いますが、二次会では会費制がほとんど。
ご祝儀は新郎新婦との関係性で金額が異なりますが、二次会は男性女性で金額を分けるケースが多いです。
会場費や景品代などもかかるので、飲食代に少し上乗せした金額を、会費として当日受付で支払います。
ホテルや結婚式場、高級レストランは会費が高くなりやすく、カジュアルなお店や居酒屋などはリーズナブルな金額で行えるので、場所によっても会費は異なります。
披露宴と二次会は両方行うべき?
披露宴と二次会は、必ずしも両方行わなければならないわけではありません。
行い方としては、次の4つのケースが挙げられます。
- 両方行う
- 披露宴だけ
- 二次会だけ
- 二次会を別日に行うのもあり
両方行う場合
披露宴と二次会を両方行うケースとしては、次のパターンがあります。
- ゲストに呼びたい人数が多く、全員を披露宴に呼べない
- 披露宴だけでなく、友人たちと気兼ねなく楽しめる二次会もやりたい
- 披露宴は親族のみの少人数で行うので、友人たちとは二次会で楽しみたい
- 披露宴ではゆっくり会話できないので、二次会でゆっくり過ごしたい
披露宴と二次会は同じ日に続けて行うことが多く、披露宴が終わったら二次会会場に移動して行います。
新郎新婦はゲストのお見送りや荷物のまとめ、清算などをしてから二次会会場に向かうため、披露宴から2時間後くらいにスタートすることが多いです。
披露宴だけの場合
披露宴だけの場合は、主に次のような理由が挙げられます。
- 呼びたいゲストは全員披露宴に招待している
- 結婚式が夕方なので、時間的に難しい
- 当日は家族とゆっくり過ごしたい
- 両方行う余裕がない
二次会だけの場合
二次会だけを行うケースは、主に次のような理由が挙げられます。
- 自分たちやゲストが負担する費用を抑えるため
- アットホームな雰囲気にしたい
- 流れの決まった披露宴ではなく、自由なスタイルで行いたい
- 披露宴よりも二次会の方が準備が楽
二次会を別日に行うのもあり
披露宴と二次会は同じ日に行うことが多いですが、二次会を別日に行うこともありです。
特に次のようなケースは、二次会を別日に行った方がしっかり時間をかけられます。
- 披露宴と二次会のゲストが重なっていない
- 結婚式を遅い時間に行う
- 結婚式当日はゆっくり過ごしたい
別日だと新郎新婦の準備が大変になりますが、その中でも気になるのが衣装でしょう。
披露宴と二次会を同じ日に行う場合は、披露宴の衣装そのままで二次会に参加することも可能です。
しかし、別日だとあらためて用意しなければなりません。
その場合は、格安の衣装を用意するか、二次会の雰囲気をカジュアルにしてきれいめの服装にすることで、結婚式の二次会らしくできますよ。
まとめ
披露宴と二次会は、どちらも新郎新婦の結婚を祝う場ですが、招待するゲストの顔ぶれや雰囲気などが異なります。
挙式披露宴と二次会を同じ日に行う人も多いですが、「披露宴だけ」「二次会だけ」というパターンもありです。
それぞれメリットデメリットがあり、どの方法がよいかは新郎新婦の考えや呼びたいゲストによります。
ふたりだけでなく、家族や周りとも相談しながら、自分たちにぴったりのやり方でお披露目パーティを行いましょう!
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